あたし自身の歌(SOS団団長が歌う)

 (ずっと前に、sbiacoさんの翻訳文書館の“ホイットマン「市の死体置場」(ガーリッシュ版)” http://blog.goo.ne.jp/sbiaco/e/abd0c76fe368f2da4c2b416eb14a626e に触発されてTwitter上で披露したネタのサルヴェージなんで新鮮味に欠けるけど)

あたしは讃えるあたし自身を、あたしは歌うあたし自身を、
そしてあたしが身につけるものは、きっとあんたにもよく似合うはず、
だって、あたしに属してるどの原子も、あんたに属してるのと変わりゃしないじゃない全然?


あたしはそこらをぶらつき回る、おいで、あたしの魂、
うーんと伸びをして、悠々とぶらつきながら観察する、夏草のとんがった若葉を。


あたしの舌、あたしの血のなかの原子の一つひとつがこの土壌から、この大気からつくられた、
親から生まれた子がまた親となって子を生み、またその子が親となって子を生んでくれたから、あたしはいまここにいる、
当年とって十七歳、申しぶんのない健康体でおっ始めてやるわ、
希いはただ、走りつづけて死ぬまで絶対止まんないことよ!


信条だの党派だのはさて措いといて、
ひとまずよしとして退っても決して忘れちゃうわけじゃなくて、
いいものも悪いものも来るをこばまず、どんなヤバい時だって自由に語らせてやるんだから、
なまのエネルギーを失ってない検閲ぬきの本性にねっ!

 ……原詩はコレ(笑)。

 I celebrate myself, and sing myself by Walt Whitman


I celebrate myself, and sing myself,
And what I assume you shall assume,
For every atom belonging to me as good belongs to you.


I loafe and invite my soul,
I lean and loafe at my ease observing a spear of summer grass.


My tongue, every atom of my blood, form’d from this soil, this air,
Born here of parents born here from parents the same, and their parents the same,
I, now thirty-seven years old in perfect health begin,
Hoping to cease not till death.


Creeds and schools in abeyance,
Retiring back a while sufficed at what they are, but never forgotten,
I harbor for good or bad, I permit to speak at every hazard,
Nature without check with original energy.

 年齢のとこ以外ほとんど弄ってませんよ? 口調を変えただけのガチな翻訳。
 以上、「ウォルト・ホイットマンの“Song of Myself”をティーンの女の子っぽい口調で訳すと涼宮ハルヒになる」でした!



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